ボールルームへようこそ★★★★★

Primi Video

一言で言うと

「シャルウィーダンス→ウリナリ芸能人社交ダンス部→ボールルームへようこそ

KeyWord

社交ダンス、千夏、マコ、爆ぜる

あらすじ

公式

何をすればよいか分からない平凡な中学生・富士田多々良は、ある出来事をきっかけに社交ダンスの魅力に引き込まれていく。

「何か一つでいい、好きだと言えるものがあれば」

今の自分から変わるため、多々良は社交ダンスの世界へ飛び込む。

感想

原作を読んで来たので中々手を出せなかった作品。
アニメを見た率直な感想は「素晴らしい」です。



特にマコちゃんが可愛い。

原作を読むと、躍動感と熱量が凄く、本当にキャラが動いてるような錯覚を覚えるのですが
- それだけの熱量がアニメ化で再現出来るのか?
- 散々裏切られてきたアニメ化の一つに、ボールルームへようこそも入ってしまうのか?
- 原作が作者の体調不良で止まっている中、アニメはどういう結論に導くのか?
など、好きな作品だからこその不安がありました

杞憂でした。「最高」です。
特に、原作以降の描写が半端ない。
あと、マコちゃんが可愛い。


原作でもそうでしたが、フォローする女性が変わることで内容が変わるので、現時点では三部構成になります。
1.しずる編:ダンス楽しいー(゚∀゚)
2.まこ編 :ダンス楽しいー(゚∀゚)マコちゃん可愛い(´ω`)
3.千夏編 :ダンスって何なんだよヽ(`Д´#)ノ ムキー!!


特に千夏パートからの加速感、躍動感は凄い。
男性パートであるリーダー出身の千夏は、主人公の多々良よりもダンスを知っているので
女性側へのフォローにも美意識があり、自分よりも下手なリードを許さず、自分勝手に動くために起こる衝突。

何もかも正反対の二人が、社交ダンスを共有する過程で生まれるストレスと内省。
それらをダンスの美に昇華するプロセスの戦い、躍動感、一体感が
社交ダンスを知らなくても、追体験としてダンスの世界を知ることが出来ます。

アニメで素晴らしかったのは、その昇華の過程を描くダンスコンテストの作画。 「額縁と花」と表現される社交ダンスのリーダーとフォローの関係性を、二人がダンスに昇華した作画が物凄い事になっています。


と、ここまで書きながら「四月は君の嘘」のラストシーンを思い出しました。 どちらも共通するのは、作画において表現活動における感情の昇華に成功していることです。


アニメ版は、原作よりも先行していますので、原作が今後も同じ道を辿るとは限りませんが
原作ファンも納得できるアニメになっていると思います。